相続した空き家は、相続開始日から3年経過する年の12月31日まで、「空き家に係る譲渡所得税の特別控除の特例」が受けられます。これは、家屋の譲渡所得から3,000万円を特別控除する特例です。期限が切れると受けられなくなるため、空き家の売却は3年以内に行いましょう。
あまり見ないケースですが、劣化した空き家をそのまま放置し続けていると、空き家対策特別措置法によって「特定空き家」に指定される場合があります。すると、住宅として使われる土地に対する固定資産税の軽減措置から除外されるため、何倍もの金額を負担することになってしまうことも。空き家の放置には注意が必要です。
相続税の申告期限は10か月ですが、相続放棄は相続開始を知ってから3か月です。相続には期限のある手続きがいくつかあります。相続が起こったら、早めに専門家に相談し問題整理を手伝ってもらうことをオススメします。